大分の別府で地獄めぐりをしよう！ | 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここち・たび

大分県の別府では、地獄めぐりが人気です。温泉に入る前に、また温泉に入るついでに、温泉に入った後でも地獄めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

温泉巡りができるスポットについてご紹介します。

別府温泉の地獄めぐりスポット1:かまど地獄

Huskyherz / Pixabay

かまど地獄は、源泉の温度が90度あり、噴気と共に湧き出た源泉です。その昔、祭りの時にこの源泉の噴気で御供飯を炊いていたことから、かまど地獄という名が付いたと言われています。

かまど地獄は複数あり、1.4.6丁目は熱泥地獄の池となり、6丁目はドロドロで、ポコポコ噴気が上がっています。また3丁目は、乳白色の池ですし、5丁目は、グリーンやブルーに変化する源泉です。

泉質は、硫酸ナトリウムを含む弱食塩泉です。

温泉の噴気を利用して蒸した温泉卵があります。ぜひおすすめです。また、入場者には無料の足湯があります。

昔は、坊主地獄だった場所です。2002年(平成14年)に40年ぶりにリニューアルオープンし、鬼石坊主地獄となっています。グレーの熱泥が沸騰している様子を見ることができます。

その様子が、坊主頭に似ていることから鬼石坊主地獄という名ついたと言われています。733年(天平5年)の風土記に登場するほど歴史が古い地獄で、99度の温度があります。

泉質は、塩化物泉です。

入場者には無料の足湯があります。

鬼山地獄は、1923年(大正12年)に、初めて温泉熱を利用してワニを飼育した場所で、現在、アリゲーターやクロコダイルなど70洲類のワニを見ることができます。

99.1度ある源泉が出ていて、ワニの餌付けを見ることができる地獄です。ワニの絵図家時間は、毎週水曜日の10時からと毎週土日の10時からと14時半からです。

迫力あるワニの餌付けはおすすめです。

温泉の噴気を利用して蒸した温泉卵があります。ぜひおすすめです。

泉質は、塩化物泉です。

龍巻地獄は、別府市の天然記念物にも指定されている間欠泉です。また国の名称に指定されています。石の屋根で止められていますが、もし止めなければ、約30メートル上がるほど噴き出している間欠泉です。

間欠泉とは、いつも噴き出ている温泉ではなく、一定間隔で噴き出す温泉です。この龍巻地獄も、20分から40分の間に見ることができる間欠泉ですので、噴き出していない時間もあります。

吹き出ていない時から見物していると、ドカーンと吹き出る瞬間を見ることができますので、時間に余裕をもってお出かけください。ドカーンと吹き出る時は、ビックリするので、心臓が弱い人はご注意ください。

地下熱は150度あると言われ、噴き出している噴気は約105度あると言われています。

泉質は、食塩を含む酸性泉です。

血の池地獄は、日本で一番古い天然地獄で、国の名勝に指定されています。赤い熱泥の池で、地下で化学反応した酸化鉄、酸化マグネシウムなどを含んだ赤い熱泥が湧き出ています。赤いので、その名の通り、血の池地獄です。

温度は約78度で、1日約1800klもの湧出量があります。

泉質は、酸性緑礬泉(さんせいりょくばんせん)です。酸性の緑礬という鉱物を含んでいる温泉です。

赤い熱泥は皮膚病に聞くと言われ、軟膏がつくられています。

入場者が利用できる、無料の足湯があります。

白池地獄は、青みを帯びたような緑色のような白色をしている源泉で、国の名勝に指定されています。源泉が湧き出る時は透明なのに、温度や圧力の低下により色が変わる現象が起こって、色が変化しています。

和風庭園の中にある地獄の温度は約95度あり、地獄の中で一番落ち着くスポットです。

アマゾンに生息するピラニアやピラルクなどの珍しい魚が飼育され、見ることができます。

泉質は、含ホウ酸食塩泉で、塩化ナトリウム、ケイ酸、重炭酸カルシウムを含んでいます。

大分の別府の中でも最大の海地獄。国の名勝に指定されています。コバルトブルーの地獄で、美しすぎて地獄と名前が似合わない地獄です。

源泉は、約98度あり、温泉の成分である硫酸鉄が溶解しているために、コバルトブルーになっています。温泉卵は、地獄の熱湯につけたもの。食べ比べはおすすめです。

園内では、熱帯性睡蓮を栽培していて、5月上旬から11月下旬なら、朝方に訪れるのはおすすめです。

泉質は、含食塩酸性泉で、ラジウム硫酸鉄が含まれています。

入場者には、無料の足湯があります。

地獄というと怖いイメージがあります。大分の地獄の中でも、異様な色で、地獄のようなイメージがあるスポットはありますが、素敵な色の地獄もあります。地獄だけではなく足湯や温泉卵、鑑賞ポイントなどもありますので、ぜひ地獄めぐりで癒されましょう。