この世の果てがここに!北海道のトドワラとは?

トドワラ。

最初その言葉を聞いた時、トドがいる野原?なーんてしっかりと勘違いしてしまった私です。トドワラとは北海道にあります。どんなスポットなのかを調べると、とても不思議な場所でしたので、ご紹介します。

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北海道にあるトドワラとは?

北海道にあるトドワラとは、簡単に言えば「荒廃した湿地」です。トドマツが海水や潮風によって侵食され、枯れてもなお立っているので、この世の果てのような雰囲気が漂う場所となっています。

トドマツとは、北海道全土にかけて分布する樹木で、亜寒帯林に見られます。マツが付いていますが、松の木ではなくモミ科に属します。

浸食がどんどん進んでいますので、年々トドマツが姿を消していて、画像にあるような枯れ木も数本となり、「この世の果て」のような神秘的な雰囲気がいつまでその姿があるのか分からないと言われています。

果たして、この世の果てのような神秘的な雰囲気の先はどんな風景が待っているのか…それもまた楽しみですが。

トドワラがある野付半島とは?

野付半島とは、全長約26㎞の半島で、日本最大の砂嘴(さし)です。

砂嘴(さし)とは、海の流れによって砂が積まれてできたもので、細長く鳥のくちばしのような地形をしている半島です。

そんな細長い野付半島の先端にあるのが「トドワラ」です。野付半島は、トドワラ以外にも見どころが沢山あります。見ていきましょう。

北海道・野付半島の見どころ1:フラワーロード

leoleobobeo / Pixabay

北海道の野付半島を横断する長さ約15㎞の道道980号線の道路沿いには、季節によって、花が咲き、美しい道となります。

見頃は、6月中旬から8月中旬で、ハマナスやエゾカンゾウなど約320種類の花々が咲き誇ります。観光用の遊歩道などは設置されていませんが、道路の途中には、パーキングが用意されていいますので、駐車して花を観賞するのはおすすめです。

北海道・野付半島の見どころ2:ナラワラ

北海道の野付半島に入り、中間あたりに差し掛かると、ナラの木が侵食され立ち枯れたナラ林が現れます。その様子も不思議な光景で、まず最初にこの世の果ての入口のような感じがします。

ナラワラは、まだ多くの立ち枯れた木がありますので、見ごたえがあります。しかし、トドワラと同様にいつかは浸食がすすみ、風景です。

このナラワラも、遊歩道などは無く、遠くから見るだけですので、ぜひ一眼レフなどがあれば、用意するのはおすすめです。

北海道・野付半島の見どころ3:ネイチャーセンター

DolfiAm / Pixabay

北海道の野付半島の道の最終地点には、ネイチャーセンターがあります。このネイチャーセンターの先にトドワラがあります。トドワラには、歩いていく必要があります。

このネイチャーセンターは、野付半島の自然を学ぶことができます。

また、レストランや売店、トイレもあります。レストランでは、別海町のご当地料理「別海ジャンボ帆立バーガー」や北海シマエビをいただくことができるので、おすすめです。

ネイチャーセンターでは、有料ツアーの受付ができます。野付半島のこと、トドワラやナラワラのことを詳しく知りたい人は、ぜひツアーがおすすめです。

夏はトドワラへ行きやすい!

北海道の野付半島にあるトドワラは、1年中不思議な雰囲気を楽しむことができる観光スポットです。

夏は、フラワーロードも綺麗ですし、船やバスなど交通機関に困ることもありません(悪天候の時はお休み)。

夏に見ることができる動物で有名なのは、ゴマフアザラシです。観光んに乗ると近い距離で見ることができます。ぜひ観光船に乗るコースで、トドワラを見に行くのはおすすめです。

トドワラは湿地帯なので、かなり蚊がでるという難はありますが、野付半島の干潟、森林など色々な風景を楽しむことができるのが夏です。

5月から10月の夏のツアー

Bessi / Pixabay

  • 「野付半島ひとまわり満喫コース(約4時間)」観光船とセットで野付の魅力を堪能することができるコース。
  • 「伝馬船(てんません)ツアー」地元の漁師さんと小型船で移動し、観光船では見ることができない景色を見ることができるコース。
  • 「トドワラ往復コース(約100分)」ネイチャーセンターからトドワラまでをガイドとゆっくり歩くコース。

冬のトドワラは絶景!

冬は、交通の便が悪くなり、時としてトドワラへたどり着けないと言った日もありますが、冬のトドワラは、絶景です。

北海道の冬は、どっさりと雪が積もりイメージがありますし、場所によっては、何メートルも積もっている場所もあります。しかし、野付半島自体は、比較的雪があまり積もりません。

蚊も出ませんし、雪の平原にトドマツの枯れ木が立っている風景を見ることができます。

また、四角に見える太陽など、放射冷却で見ることができる絶景もあり、朝のトドワラもおすすめです。

また、冬の腫れた日は、空気が澄み、国後島(くなしりとう)を見ることができる日があります。

また、冬だけに現れる動物たちもいるので、冬は、交通の便が大変な分、神秘的な風景を見ることができます。

1月から3月の冬のツアー

jarmoluk / Pixabay

冬のコースは予約が必要です。

  • トドワラ・氷平線ウォークツアー」トドワラまで歩くコース。
  • 氷平線ミニウォークツアー」時寒さや体力、また時間が無い人におすすめ。
  • 飛び出せ!とりっこコース」野付半島に来る鳥を車でゆっくり探すコース。

北海道・野付半島のトドワラへのアクセス方法

北海道のトドワラへアクセスしたいなら、車がおすすめです。釧路市内からなら車で約2時間半でアクセスできます。

しかし、車がない人もいることでしょう。その場合、もし4月から10月なら、尾岱沼より観光船に乗ってトドワラまで行くことができます。その他の月ならタクシーで往復するのはおすすめです。

また本数はかなり少ないですが、時間が合えば、阿寒バスでも行くことができる時もあります。阿寒バスは、標津ターミナルから出発しています。バスが運行しているか阿寒バスのサイトで確認するのはおすすめです。

  • 北海道野付郡別海町野付63番地
  • 0153-82-1270
  • お休み・年末年始(荒天日)
  • 営業時間・4月~10月は9時~17時。11月~3月は9時~16時
  • 入館料・無料
  • ネイチャーセンター公式サイトはこちら

北海道・野付半島のトドワラに力を貰おう!

北海道の野付半島にあるトドワラ。そのトドワラは、海水や潮風に浸食されてもそこに立っています。いつ無くなるかは分かりませんが、頑張ってその場所に立っているトドマツに、頑張る力を貰えます。

また、この世の果てのような絶景を実施に見ると、心から癒される事でしょう。北海道へと観光に訪れるなら、トドワラを見に行き、力を貰いましょう!

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